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言語聴覚士の訪問について

2021年05月31日

訪問看護ステーションで働いている言語聴覚士が、どのような疾患の方を担当しているのか。またどのような目的で訪問しているのかについてご案内いたします。

今回は私が実際担当しているご利用者様を例に挙げてのご説明となります。

 

年齢層:50歳台~90歳台

障害別:

・嚥下障害の方(10名)

・失語症等の高次脳機能障害の方(11名)

・ALS等の指定難病の方(6名)

・呂律や発声の練習の方(3名)  計30名

嚥下障害と呂律の練習や、失語症と呂律の練習等、重複している場合が多く見られますが、障害別に分類すると上記の通りとなります。

 

指定難病の利用者様は身体的な問題だけでなく、嚥下にも問題点をお持ちの方が多い為、嚥下障害のリハビリを行っているケースが最も多くなります。

食事形態や食べ方に制限がある方が多いですが、食事が生活の喜びと直結している為、どこまでの制限を設けるかは難しい判断となっています。安全性を無視するわけにはいきませんが、ご本人様やご家族様の願いとのバランスが大切になっています。

ご希望に沿えるかはその利用者様毎に異なりますが、希望の食事が摂取できたり、誤嚥せずに食生活を送って頂いていると、私どもとしても嬉しく思います。

指定難病の利用者様は、嚥下や喋る事に問題が生じておられる方が多い状態です。

例えば、嚥下は少し食べにくくなった程度でも、喋ると声がかすれてしまったり、呂律が回っていなかったりされます。その反対に、呂律の問題が意思疎通の問題になっていなくても、食事がミキサーやトロミを活用していかなければ安全性を維持できない場合もあります。

リハビリとしては、食事環境の設定の見直しや、舌や喉の練習、発声練習、呂律の練習など、その方の症状に合わせて調整しています。また、ご家族様への精神的なフォローや、現在の状態や今後の経過などを説明することも大切な事だと考えております。

 

 

失語症は全体の1/3です。

病院では絵カードの選択や呼称等の機能練習が中心となりやすいですが、訪問においては日常生活に焦点を当て、実際の会話や意思疎通を重視しています。

自宅に退院後、毎日ご家族と接しておられる間に、言語能力が改善される方もおられます。その逆に、うまく伝えられない事や理解しにくい事から、人との交流を嫌がられる方もおられ、その利用者様に合った方法を見つけていく必要があります。

ご家族様と意思疎通がうまくいかない、デイサービス先で会話のやり取りに困る等を聞くことがあります。リハビリの内容としては、カードや状況画を用いた練習、利用者様の症状に合った宿題や日記、実際の会話等、幅広く練習を取り入れています。

 

また、現在は少数ですが喉頭摘出による音声を消失された方に、人工喉頭の練習の依頼もみられています。人工喉頭では音声が機械音となりますが、口頭からの意思疎通が可能となり、コミュニケーションの幅も拡がります。

言語聴覚士の対象は、実際に目で見ても分かりにくい特徴があります。ご不明な点や質問してみたい事などがございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

文責:古川

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